今日は鹿児島へ。

鹿児島国際大学の「地域創生」という授業でお話する機会をいただいたためです。この授業はジェフリー・S・アイリッシュ教授が担当されていて、教授曰く「いろいろな大人と出会える授業」。はじめは「私でいいのだろうか・・・」とも思いましたが、思い切って引き受けさせていただきました。

20ほど年が離れた学生さんが多く、どんな話をすべきか悩みました。しかも、全学部共通で受講できる授業で、400名ほどの出席が見込まれるとお聞きし、緊張・・・（汗）。

色々と考えた結果、起業や業界の話は、まだまだ話せる自信がない（ひよっこなので）。

ということで、私が経験から学び、日常で大切にしていることをお話することにしました。普段から気をつけていることなので、背伸びをする必要がなく、リアリティもあると考えたからです。

しかし、お話できることは、社会人なら「当たり前」と思えることばかり。皆さんがどう感じたかはわかりませんが、少しでも「気づき」や「発見」につながっていたら良いな・・と願うばかりです。帰りに「今日の話で一番刺激を受けたのは僕ですよ」とジェフリー先生がおっしゃってくださり、とても嬉しかったです。

今日のお話のなかで、特にお伝えしたかったこと。それは「自分の好み・興味関心の枠から抜け出し、未知の世界に触れることの大切さ」です。特にインターネットを介して得られる情報はパーソナライズ化が進み、個人の好みに基づいた情報ばかりが目に入る時代です。

好みの情報だけに囲まれた生活は確かに快適だし、好きを極めることも大切ですが、そのためには他の世界を知ることが大切だと思うんです。

私は仕事を通して、自分の興味関心に関係なく、様々な業界に触れることができます。そこで学んだことは、思いがけないシーンで役立ってきました。例えば建設業界のお仕事を通して学んだことが、病院関係の仕事で活かされる、といった具合です。

もし私がひとつの業界の仕事しかしていなかったとしたら、偏った知識のなかでしか物事を考えることができず、新しい発想は生まれにくいと思うんです。

と書きながら、やっぱり自分の頭の中にあることを説明するのは苦手だなぁと、自分の力の無さを実感するばかり。これが少しでも上手になれば、今日よりももっとわかりやすいお話もできるようになるはず。日々是勉強ですね。

鹿児島国際大学では、以前お仕事でお世話になった職員の皆さんとも久しぶりにお会いでき、とても楽しかったです。

貴重な機会をいただいた鹿児島国際大学の皆さん、ジェフリー先生、ありがとうございました。